この画像はどう作られたのか
望遠鏡の解像度は、その大きさで決まります。これほど小さく見える天体を捉えるには、惑星ほどの大きさのアンテナが必要ですが、そんなものを建設するのは不可能です。そこで、遠く離れたアンテナを組み合わせます。
各観測所は、原子時計による超高精度の時刻情報を付けて信号を記録します。その後、記録を重ね合わせることで、複数のアンテナが1枚の巨大な鏡の断片のように機能します。
8初回撮影に参加した観測所
地球ほど仮想アンテナの大きさ
2年最初の画像までの処理期間
データ量があまりに多く、ネットワークで送るのは現実的ではありませんでした。そこでディスクを飛行機で2つの計算センターへ運びました。南の観測所からの一部の荷物は、冬が終わるまで待つことになりました。
画像に写っているもの
- 同時に記録
- ディスクを空輸
- 信号を合成
- 画像を復元
見えているのはブラックホールそのものではなく、その影です。周囲の輝く物質を背景に、暗い円として見えます。事象の地平面の内側から光は逃げられませんが、近くにある高温のガスがリングを作り、その形を測定することができました。
期待したものを現実だと思い込まないように、独立したチームが互いに結果を見せず、異なる方法で画像を復元しました。リングの一致が、最大の根拠になりました。
最初に撮影されたのは、私たちの銀河の中心ではなく、遠くにある巨大銀河でした。そこにある天体のほうが大きく、画像の変化もゆっくりだからです。天の川銀河の中心は後に撮影されましたが、変化が速いため、より難しい観測になりました。
続きはMiqoアプリで
あと1分で読み終わり、最後にクイズがあります。 「宇宙 → ブラックホール」にあります
スマホのカメラをここに向けると、App StoreまたはGoogle Playが開きます。
出典
- 銀河M87の中心にある超大質量天体の影の画像は、Event Horizon Telescopeコラボレーションによって2019年に公開されました。異なる大陸の観測所を原子時計を基準に結合する、超長基線電波干渉法が使われています。データは物理的な記録媒体で運ばれました。天の川銀河の中心にある天体の画像は、2022年に公開されました。