最初の3日間は新鮮さで続く
1日目は、実行するというより決断する日です。決めたこと自体がうれしい。計画ができて、もう少し別の自分になったように感じます。2日目と3日目は、行動がまだひとつの出来事として意識されます。目立つので、一日中覚えていて、できた自分を実感できます。
でも、新鮮さは使い捨てです。行動を繰り返すからこそ、消えていきます。4回目になると、ランニングはランニングではなく、ただの火曜の朝になります。記録することもなく、心の中で拍手してくれる人もいません。
2-3日目:新鮮さ
新しいことへの報酬感:新鮮な間だけ続く
もうひとつの線、自動化は別のペースで高まります。「コーヒーを入れた」というきっかけが、それだけで行動を引き出すには、何十回もの反復が必要です。研究で数えられているのは日数ではなく、週や月の単位です。
つまずくのは週の終わりではなく、半ば
2本の線の間には隙間があります。新鮮さはすでに下がり、自動化はまだ高まっていない。その間、行動を支えるのは意志だけです。意志は、いちばん不安定な燃料です。4日目が特別なわけではありません。行動そのもの以外には、初めて何も返してくれない日というだけです。数字は便宜的なものです。「まさに4日目」というのは観察であって、測定された法則ではありません。確かに説明できるのは隙間そのものであり、それが生じる日付ではありません。
日ごとに、行動をどれくらい楽に感じるか。これは測定値ではなく形です。いちばん大変なのはゴールではなく、真ん中です。
だから、1日休むこと自体よりも、その1日が強く響く理由もわかります。鎖が切れて、また最初から数え直さなければならないように感じるからです。
連続日数のカウンターは、その感覚を強めます。表示しているのは、何回やったかではなく、何回連続で挫折しなかったかです。4日続けた後に0になると、その4日が数に入らなかったように見えます。実際には、反復が消えたわけではありません。
1日休んだら、鎖は切れる。最初からやり直しです。
84日間、同じ行動を繰り返した人たちを調べた研究では、1日休んでも自動化の進み方には目立った影響がありませんでした。長期間にわたって何日も休み続けた場合の影響は、ほとんど調べられていません。ここは慎重に語るほうが正直です。
だから数えるべきなのは連続日数ではなく、達成率です。4日目に1回失敗しても、何も決まりません。失敗した日を、挑戦の終わりだと宣言したら、すべてが決まります。
なぜ習慣は4日目にきつく感じやすいのでしょう?
1日休んだ後は、どう進み具合を数えるのがよい?
出典
- Lally et al.「How are habits formed: modelling habit formation in the real world」『European Journal of Social Psychology』、2010年。観察期間は84日間で、参加者は100人未満でした。自動化がプラトーに達するまでの中央値の推定値は66日で、個人差は18日から254日までありました。1日休んでも、その曲線には目立った影響がありませんでした。
「習慣」シリーズの続き
サイトで全文公開3本、アプリにさらに4本
