光はどこから来るのか
- 高エネルギー粒子
- 目を通り抜ける
- 細胞を刺激する
- 脳が閃光を見る
視覚は、網膜や視覚経路が刺激されると、それを光として解釈する仕組みになっています。粒子そのものが光る必要はありません。通り道で細胞に当たりさえすれば十分です。
別の仕組みも関わっている可能性があります。目の透明な組織を高速で進む粒子は、弱い光を生じさせることもあれば、神経細胞を直接刺激することもあります。異なる経路がどの程度寄与するかは、まだ完全には分かっていません。
この現象を初めて報告したのは、月面飛行の乗組員でした。静かな船内で目を閉じていると、点や筋、小さな雲のようなものが見えたのです。現象があまりにも繰り返し起きたため、詳しく調べるための実験が行われました。
どう確かめたのか
観察結果は測定でも確認されています。宇宙ステーションで検出器を装着し、閃光の報告と粒子の通過が一致しました
軌道上では、検出器付きのヘルメットを使った実験が行われました。参加者は閃光を見たらボタンを押し、その瞬間に粒子が頭部を通過したかどうかを装置が記録します。実際に一致が見つかりました。
閃光は、地球の磁場による防御が弱い軌道上の特定の場所や、太陽活動が起きているときに、はっきり多く発生します。これも、原因が放射線だと考える根拠の1つです。
現象そのものは無害で、帰還すると消えます。より大きな懸念は、同じ粒子がほかの組織も通り抜けることです。総被ばく線量は、長距離飛行における主な未解決問題の1つになっています。
理解度チェック1 / 2
宇宙飛行士の目に閃光が見えるのはなぜ?
どうやって確認された?
出典
- 宇宙飛行中の視覚的な閃光は、アポロ計画の乗組員によって初めて記述され、その後、軌道上の宇宙ステーションでの観察によって確認されました。個人用粒子検出器を使った実験では、閃光の報告と粒子の通過が一致することが示されています。網膜の直接的な刺激や、目の透明な組織での発光などの仕組みが議論されています。
「宇宙での身体」シリーズの続き
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