愛着スタイルが出るのは不安なときだけ
順調なときは、安定型も不安型も回避型も、ふるまいはだいたい同じです。違いが見えるのは、つながりが脅かされたと感じる瞬間。彼の返信がそっけない、彼女が折り返してこない、会話が途中で途切れた。すると、この関係よりずっと前につくられた戦略が作動します。大切な人が急に応じてくれなくなったとき、どうするかという戦略です。
戦略は本質的に2つです。1つ目はシグナルを強めること。もう一度メッセージを送る、電話する、今すぐ返事を得ようとする。ジョン・ボウルビィはこれを「抗議」と呼びました。去っていった大人を子どもが呼ぶようなものです。2つ目はシグナルを弱めること。「別にいらない」と自分に言い聞かせる、仕事に没頭する、部屋を出る。どちらもかつては役に立ちました。でも自動的に作動すると、どちらも関係を傷つけます。不安型では、すぐに返事を得たくなります。そこで有効なのは逆です。何を聞きたいのかを声に出して言い、間を待ちます。回避型では、距離を取って黙りたくなります。役立つのは沈黙ではなく、時間を決めることです。1時間必要だと伝え、戻る時刻を言います。
けんかの最初の数分は、言い分より重要
問題は、2人が違うことではありません。戦略がお互いを強め合うことです。一方が強く追いかけるほど、もう一方には距離が必要になり、相手が遠ざかるほど抗議は大きくなります。争っているのは、もう食器のことでもメッセージのことでもありません。その人がそもそも応じてくれるのかどうかです。外からは落ち着いて見える人も、体は同じくらい高ぶっているというデータもあります。沈黙は、気にしていないという意味とは限りません。
だから、どのスタイルでも最初にするのは言葉を選ぶことではなく、体が落ち着くのを待つことです。脈が速い間は、記憶は最悪の可能性を示す証拠ばかりを持ち出します。不安-回避型では、人に近づきたくなったり離れたくなったりと揺れます。まず体の高ぶりを下げ、決断や話し合いは後にしましょう。安定型では、すぐ話してすべて解決したくなります。でも、まだ話せない人を無理に会話へ引き込まず、時間を決めるほうがいいです。そして、もう一度メッセージを送りたい、ドアをばたんと閉めて出ていきたいという衝動は、一度に続くのではなく、波のようにやってきます。
これは目安であって測定値ではありません。最初の波に反応しなければ、次の波はたいてい弱くなります。
ここから、すべてのスタイルに共通するルールが出てきます。ピークでは行動しないこと。ひとりでに書けてしまうメッセージは送らない。黙って去らない。最後通告をしない。波には下り坂があり、そのときに決めたことは、後で書き直さずに済むことが多いです。
吸う息より吐く息を長くすると、衝動と言葉の間の間を待ちやすくなります
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あと1分で読み終わり、最後にクイズがあります。 「人間関係 → 愛着のタイプ」にあります
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出典
- ボウルビィ J.、「愛着」(1969)
- エインズワース M.ほか、Patterns of Attachment (1978)
- Hazan and Shaver、JPSP (1987)
- Mikulincer and Shaver、Attachment in Adulthood (2007)。